
熱性痙攣 (けいれん)について
熱性痙攣(けいれん)とは
アレルギーを起こす物質のことをアレルゲンと呼びます。喘息はこのアレルゲンを吸い込むことにより気管支の粘膜が腫れたり収縮したりして、気道(気管・気管支)が狭くなって呼吸が苦しくなることを言います。アレルゲンはダニやホコリなどが代表的です。しかしながら喘息の原因はこのアレルゲンだけではありません。気象条件や車の排気ガスなどの汚れた空気、またはたばこの煙なども原因で喘息発作を誘因します。発作のほとんどは咳で始まり、その後に「ゼーゼー」や「ヒューヒュー」といったような呼吸が苦しそうな音が出ます。
熱性痙攣(けいれん)
のメカニズム
喘息の治療は発作を止めることではありません。そもそも発作が起こらないようにする事が最も大切です。そのため、抗アレルギー薬や気管支拡張剤、ステロイド薬などの飲み薬と吸入器を使用します。その他にも室内の空気をきれいに保つため換気をしたり、ホコリやダニ、カビなどのアレルゲンを除去するために空気清浄機を使用する、猫や犬などのペットを飼わないなど生活環境を整えるなどもとても大切です。
受診の目安
様子をみる
・痙攣(けいれん)かどうか、はっきり分からない
・痙攣(けいれん)はおさまり、意識が戻た
・呼吸が発作前に戻っている
できるだけ早急に小児科を受診してください
・頭を激しくぶつけてしまった
救急病院を受診するか
大至急救急車を呼んでください
・5~10分経過してもまだ痙攣(けいれん)がおさまらない
・痙攣(けいれん)はおさまったが、意識が戻らない
・顔色が悪いままで唇が紫色
・けいれんを初めて起こした
・痙攣(けいれん)時の手足の震えが、左右対称でなかった
・発熱していないのに痙攣(けいれん)を起こした
