尿路感染症について

尿路感染症とは

おしっこの通る道は、腎盂、尿管、膀胱、尿道がありそれらを尿路と呼びます。この尿路のどこかが、大腸菌やその他の菌に感染してしまい炎症を起こす病気のことを尿路感染症と言います。大人だと感染している場所によって腎盂炎や膀胱炎、尿道炎と特定できますが、小さなお子さんの場合は特定することは非常に難しく、それをまとめて尿路感染症と言います。
症状は様々で、下痢や嘔吐、咳やのどの痛みなどもなく、発熱のみの場合が多いでしょう。 時にはおしっこが濁ってしまうこともあります。発熱のみで、その他に症状がない時は最初に尿路感染症を疑います。成長とともに、症状を訴えることができるお子さまだと、おしっこをする時に痛がることもあります。

治療方法

膀胱炎と診断された場合は、約3日間の抗菌薬(抗生物質)を服用してもらいますが、腎盂腎炎の可能性が高い場合や高熱が続く場合は、入院となってしまうケースも少なくはありません。

様子をみる

・体は元気な状態である

できるだけ早急に受診しましょう

・くちびるが乾燥してきており、水分がほとんど摂れていない
・嘔吐や下痢がある
・発熱がある